ED（勃起不全｜勃起障害｜インポテンツ）という病名をきいたことはあるでしょうか。このEDは，多くの男性に起こる可能性がある病気とされているものです。勃起不全とはどのような病気でしょうか。

EDとは「Erectile Disfunction」の頭文字をとったもので，『イーディ』と読みます。EDの意味は，「勃起障害」「勃起不全」です。このように言うと，全く勃起が出来ない病気のようにとられがちなのですが，そうではありません。

勃起不全の症状は，勃起するのにとても時間がかかってしまう，勃起したけれども途中で萎えてしまう，たまに勃起しないこともある…このような男性特有の悩みのもととなる症状です。もちろん，年齢を重ねるとこのような勃起不全におちいってしまうことは，当然のように感じられます。

しかし，この勃起不全は若い人にも起こりうる病気なのです。では，何故勃起不全は起こるのでしょうか。

勃起不全は，ストレスなどが原因で起こることが多い病気です。仕事などで強いストレスがあったりすると，勃起不全になってしまうことがあります。

また，一度セックスで勃起しなかったりしたことにより，相手の女性に責められたり，

もしくは自分がひどく落ち込んでしまった…などという経験がある人であれば，次回のセックスのときにも「また失敗するんではないか」と考えてしまい，そのことがストレスとなって，勃起不全になってしまうことも多いようです。

その他，食事が不規則で栄養が不足しているために勃起不全になる場合もあります。運動不足で勃起不全になる人もいれば，毎日過度の飲酒をすることにより勃起不全になる人もいます。タバコを多く吸う人にも勃起不全にかかる人が多いようです。さらに，糖尿病や高血圧などの生活習慣病にかかっている人は，勃起不全になる可能性が高くなることがわかっています。

ストレスが原因での勃起不全になる人は，２０代～４０代の比較的若い人たちが多いようです。

その他，脳出血やアルツハイマーなど，神経系の病気が原因で勃起不全になることもあります。

その他，勃起不全の原因として考えられるものは，前立腺肥大や腎不全などの泌尿器系の疾患が考えられます。

このように，勃起不全になる原因は沢山あります。

しかし，特に多いと言われるのはやはりストレスからくる勃起不全でしょうか。

最近では，勃起不全の治療薬もあるので，勃起不全は治すことができる事も多くなってきました。

しかしながら，やはり心理的な要因が原因となることも多い勃起不全ですので，パートナーの女性の協力も，勃起不全の治療には必要だといえます。